気管支喘息(成人)
喘息とは、息をするとヒューヒュー、ゼーゼーなどの音がしたり、 呼吸が苦しく、ひどく咳込む症状がある病気です。 喘息というと、小児の病気と考えられがちですが、 成人以後に発症する喘息も多く発症頻度は中高年で高くなっています。

◆発症時期による分類
・小児発症型:小児期に発症した喘息がそのまま成人まで移行するタイプ。
・成人発症型:成人になり、初めて発症するタイプ。
・成人再発症型:小児期の喘息が一時快復して、再び発症したタイプ。
・「非アトピー型喘息」アレルゲンを特定できないタイプ。
  喘息はアレルギーの元となる物質(アレルゲン)による アレルギー反応のみによって引き起こされている考えられていましたが、 実際にはアレルゲンを特定できないタイプがあり、
これは「非アトピー型喘息」と呼ばれ、 成人喘息の1/4がこのタイプです。 一方、小児喘息のほとんどがアレルゲンの特定できる「アトピー型喘息」です

◆発症時期による分類
・小児発症型:小児期に発症した喘息がそのまま成人まで移行するタイプ。
・成人発症型:成人になり、初めて発症するタイプ。
・成人再発症型:小児期の喘息が一時快復して、再び発症したタイプ。
・「非アトピー型喘息」アレルゲンを特定できないタイプ。
  喘息はアレルギーの元となる物質(アレルゲン)による アレルギー反応のみによって引き起こされている考えられていましたが、 実際にはアレルゲンを特定できないタイプがあり、
これは「非アトピー型喘息」と呼ばれ、 成人喘息の1/4がこのタイプです。 一方、小児喘息のほとんどがアレルゲンの特定できる「アトピー型喘息」です。
喘息の発症と悪化にはさまざまな要因がかかわっています。 まず、喘息の気管支に、 ダニやハウスダストなどさまざまなアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が入ると、 アレルギー反応が起こります。 これが長時間続くことで気管支は「慢性的な炎症」を起こしてしまい、非常に敏感になっています。 その状態で冷気に晒されたり急激な運動をしたりすると、さらに敏感になり、 慢性炎症を起こしている気管支の粘膜は腫れて周りの筋肉は収縮し、 気管支の壁が固くなり(リモデリング)、痰(たん)もたくさんでます。 そのため、気管支は狭くなっています気流制限が起こります。 これら複合的な要因によって、喘息は発症・悪化します。

◆発症と悪化の要因
・主なアレルゲン : ダニ、カビ、ハウスダスト、ペットの毛やフケ、食品(小麦、卵など)
・天候や気候 : 気温、気圧、湿度の変化
・ストレスや運動
・タバコの煙
・アスピリン喘息:アスピリン等の鎮痛剤が原因。成人喘息の1割にみられます。

気管支喘息の治療
喘息治療には、気管支の炎症を抑制し発作を予防する「長期管理薬」、 そして発作が起こりそうな時、起きた時に鎮める「発作治療薬」という2種類の薬剤が使用されます。
喘息の重症度によっては、効果の異なる複数の薬剤を組み合わせ、治療が行われていきます。

経口抗アレルギー薬
・化学伝達物質遊離抑制薬:肥満細胞からの化学伝達物質の遊離を抑制する。
・ヒスタミンH1拮抗薬:アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎を合併する際に使われることもある。
・ロイコトリエン受容体拮抗薬: 気管支の収縮を強力に抑制し、炎症を鎮静化させる。
・Th2サイトカイン阻害薬: アレルギー反応にかかわるサイトカインを抑える。
・テオフィリン徐放製剤:気管支を拡張させ、炎症や過敏性を抑える。
・長時間作用性β2刺激薬:気管支を拡張させ、痰などを出しやすくする。
 薬剤を吸入して直接気管支に入れる吸入型、皮膚に貼付ける貼付型、経口型がある。
・ステロイド薬:炎症や過敏性を抑える。 薬剤を吸入して直接気管支に入れる吸入ステロイド薬と
 経口ステロイド薬がある。
吸入ステロイド薬の安全性(副作用)について
ステロイド薬というと、全身性の副作用を不安視されますが、吸入ステロイド薬は使う量が少なく、 全身性の副作用が非常に少ない薬で、積極的に使われております。

気管支喘息の日常生活
アトピー型の喘息では、アレルゲンの除去・回避が重要となります。アレルゲンとしては、ダニやハウスダスト、 カビなどが代表的で、これらは他のアトピー性疾患(アトピー性皮膚炎、 アレルギー性鼻炎など)の発症にもかかわってきます。

寝具:防ダニ布団、布団カバーの使用および頻回の洗濯、日光干し、加熱、乾燥等。
じゅうたん:使用しないことが望ましい。フローリングに張り替える。
ソファ:布製のものは使用しない(革製か合成皮革のもの)。
ぬいぐるみ:できるだけ処分する方向で。
家具:掃除のしやすさを考えて、移動できるようなものに心がける。
カーテン:ブラインドに替える方向で。
ペット:イヌ、ネコ、ハムスター等飼わない。
掃除機:ホコリが出ないものが望ましい。

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